フォルテッシモは、大した目的がある風でもなく、適当に近くの駅に向かった。
とにかく、都心部へと向かう急行列車の指定席を一人分だけ買って、改札をくぐる。モータル・ジムは付いていくのに必死だ。
「なんで―――列車なんだ?」
「別に―――車を運転するのも面倒だな、ってだけだ」
間。
「・・・・・・運転しろ、というなら俺が運転してもいいんだが。片手でも別に、」
ジロリ。
「・・・・・・(なにかまずいこといったか?/汗)」
「・・・・・・(こんな道路もまともに整備されていないくそ田舎で、しかも他人が運転? ・・・・・・ありえん)」
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こんな弱点(笑)。運転してれば酔わないっていうよね。
子供のころは車酔いなんてしたことなかったのに、近年酔います。ツライ。
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